ポロカントリー・RRLとは


ラルフ ローレンは、イギリスの伝統的なファッションをアメリカ流にアレンジした、アメリカントラッド、アイビーファッションの中心的なブランド。
長い歴史の中で往年のファンも多く、男女問わずに多くの人々から愛されています。
そんなラルフローレンにも往年のファンの心を掴んで離さないアイテムがあります。
それがRRLの前身となるポロカントリーとヴィンテージラインのRRL(ダブルアールエル)です。
今回はラルフローレンの人気ライン、RRLとポロカントリーについてご紹介いたします。
POLO COUNTY
ポロカントリー


1993年にヴィンテージに特化したラインとして誕生したのが『RRL(ダブルアールエル)』です。
その前身ラインと呼ばれるのがポロカントリ―、通称”ポロカン”です。
ポロカントリ―は、89年~92年までとごく僅かな期間のみ製造され、マニアの中でも人気アイテムが多数存在します。
また、その名前の通り、カントリー調のデザインが多く見られるラインです。
特に、ネイティブ柄のデザインが非常に人気で高額で販売されています。
そんなポロカントリーですが1993年にRRLに引き継いで終了。
たった4年という短い製造期間から希少性も合わさり、今でも根強い人気を博しています。
RRL
ダブルアールエル


ポロカントリーより1993年に引き継がれ誕生したブランドがRRL(ダブルアールエル)です。
名前の由来はラルフ・ローレン氏と彼の妻であるリッキーの頭文字を取ってつけられた
コロラド州に所有のRRL牧場をそのままブランドネームにして1993年に創設したブランドとなっています。
始まりは、ラルフ・ローレン氏がヨーロッパに行った時のことでした。
ヴィンテージマニアとして有名な彼は、リーバイスのヴィンテージの物を買おうとしたのですが、すでに日本人バイヤーによってほとんどが買い占められていました。
残念に思った彼は、それならば『自分自身でヴィンテージスタイルを作ろう』と思ったことからスタートします。
自身のファッションの集大成と称してヴィンテージへの愛情を注ぎ、渾身を込めてスタートしたラインで
旧き良きアメリカの歴史を表現する、ヴィンテージテイスト溢れるディティールや素材感、ユーズド加工にこだわったワーク・ミリタリーを基本とし
米国より一年遅れで94年に日本へ上陸しました。
当然話題性は高く、瞬く間に人気ブランドとなりましたが日本での流行が
ラルフローレンの描くコンセプトとは大きくかけ離れ(オーバーサイズでの着用)、惜しまれながらも98年秋には生産中止となってしまいます。
この頃までに作られた商品には通称『赤3星』と言われるタグが使用され特に人気の高いアイテムとなっております。
その後再販の声が大きく2000年に、ファン待望の再販がニューヨーク、2002年にはロサンゼルスとパリにオンリーショップを構え復活しました。
しかしその後ラインが縮小し、各店舗共に閉店を余儀なくされましたが、2005年ニューヨークにてオンリーショップが復活。
2006年3月30日、東京表参道にもポロ ラルフローレンのフラッグショップがオープンし
発表当初と変わりない旧き良き時代の暮らしとワークウェアを上手く取り入れたスタイルで昔からのファンだけでなく、新たなファンも獲得し続けています。
再販後は『白タグ』及び『黒1星』と呼ばれるタグが使用されています。