Sukajan Coordinate LOOK|オススメスカジャンコーディネート
PICK UP SOUVENIR JACKET
第二次世界大戦後間もない頃、横須賀米軍基地で日本駐留のアメリカ軍兵士達が記念として
鷲・虎・龍などのオリエンタル柄や自分の所属していた部隊や基地などのエンブレムをデザインした刺繍を
テーラーショップにオーダーしたのが始まりで
お土産物のジャケットを意味する「スーベニールジャケット」「スーベニアジャケット」などの呼び方で親しまれた。
1960年代頃から「スカジャン」と呼ばれるようになったアイテム。
当時の日本の縫製の技術の高さから日本はもとより海外でも高い人気を誇るアイテムで
多くのブランドが復刻している。
そんなスカジャンの中から3枚紹介しようと思う。
REPRODUCT REVERSIBLE SOUVENIR JACKET
再現度の高い復刻で当時人気だった
定番の日本地図にフロントにハクトウワシがあしらわれた1枚。
バックの日本地図には当時余り刺繍されることが無かった桜の花が散りばめられ
復刻の中にも今のデザインも織り交ぜられ適度な抜け感を楽しめる1枚となっております。
REPRODUCT REVERSIBLE SOUVENIR JACKET
スカジャンの仕様で多々見られるリバーシブル仕様。
こちらも類にもれず上記の日本地図のスカジャンの裏面。
裏面と言いつつ両面ともに豪華な刺繍が入った通称『両A面』仕様といなっております。
こちらは当時でも数が少なかったスカル刺繍の1枚。
本来戦争などで死を連想させる物は縁起が悪いとされていましたが当時少なからず存在した同刺繍。
数が少ない分希少価値も高くなりがちでマニアの中では特に重宝される1枚。
60s SOUVENIR JACKET VIET-NAM
ベトナム戦争(1955~1975)の戦地に赴いた兵士がお土産で作った1枚。
日本のスカジャンに比べ粗末な刺繍が多いのですが年代が経つにつれ独特な風合いが有り人気の高い1枚。
また、粗悪品が多くここまで程度の良い物も昨今、中々出回らない所謂スペシャルと言われるヴィンテージアイテムとなっています。
刺繍にメッセージ(私は今地獄に生きている。だから来世は幸せになれるetc)が
刺繍されている物も多いのが特徴となっています。
50s REVERSIBLE SOUVENIR JACKET KOREA
朝鮮戦争(1950~1953)の戦地に赴いた兵士がお土産で作った1枚。
刺繍で分かる通り半島を遮るように38度線の刺繍が施された1枚。
この38度線の刺繍の有る無しでこの商品が53年以降に作られた物かどうかの判断が出来る。
50s REVERSIBLE SOUVENIR JACKET KOREA
バックに大きく登り龍が刺繍されたインパクト大な1枚。
当時としては刺繍の質も大変よくまた大きめなサイズ(モデル身長178cm)でも
十分着て頂ける大きさとなっており当時の平均身長を考えるとこのサイズ・この状態で現存するのはかなり貴重な1枚となっております。